ボーダーセーターを作ってみました



 スタッフSが作ってみました。


 

レシピ

ボーダーセーター
DARUMA PATTERN BOOK 3より

使用糸

シェットランドウール
きなり(1) 4玉
ブルー(11) 3玉

使用針

8号輪針(80cm)、8号4本棒針、6号4本棒針
*指定は7号・5号4本棒針




今まで小物ばかり編んでいましたが、ついにセーターに挑戦することにしました!

はじめて編むなら表紙のこのセーターにしようと前から決めていました。
イギリス海峡のガンジー島で漁師が愛用していたガンジーセーター。
前後の形が同じで、動きやすいように脇にはマチがあるのが特徴です。
この直線的なデザインが、初心者でも挑戦しやすいかなあと思ったのです。

とはいえ、いきなりセーターを編む自信はなかったので、先にベビー用のカーディガンと自分用のニットベストを編みました。
おかげで「拾い目」や「はぎ」は下手ながらも経験できました。


ゲージを取る



まずは「ゲージ」を確認します。
通常「ゲージ」は指定の号数で編みますが、私は手がきついので号数を1号上げて編んでみます。
まず15cmくらいの正方形を試し編みして、10×10cmの中に編まれている目数・段数を数えます。



編み地にスチームアイロンをかけて編み目を落ち着かせてから、ものさしを当てて数えます。
1号上げてちょうど良さそうです。
私は背が高い(身長168cm)ので、丈が短いときはさらに段を増やすことにしました。


前後身頃を編む



前後身頃は指でかける作り目を輪にして、2目ゴム編みで編みます。
身頃は輪針で編もうと思っていたのに、6号輪針を買うのをすっかり忘れました(笑)
なのでここは6号4本棒針で編みます。



2段毎の縞で編んでいきます。2目ゴム編み部分を編み終えました。




ここからは8号輪針に替えて編んでいきます。メリヤス編みなので、さくさく編めて楽しい〜。
2段毎に色を替えるから飽きないし、段も数えやすいです。




輪編みでボーダーを編むと、どうしても色替えのときに段差ができてしまいます。
ゴム編みのところはあまり目立たないけれど、メリヤス編みだとちょっと気になる…。
皆さんどうしているのかな?と思って調べてみたら、
意外にも「輪編みとはそういうものなので気にしない」という人が多いようでした(笑)

私も気にせず編もうと思ったのですが、せっかくレポートを書くなら
目立たなく見える方法を紹介したいなと思い調べてみました。


段差のできないボーダーの編み方



段の終わりの目まできなりの糸で編みます。



編んだばかりの段の最後の目を左針に戻します。



戻した目をブルーの糸でもう一度編みます。最後の目だけ2段分編んでいることになります。
そのままブルーの糸で続きを編んでいきます。



新しい段を編んでいき、残り1目になったらストップ。
左針にかかっている最後目だけすでに2段分編んでいるので、下の目を引き上げます。



1段下のきなりの目を右針で引き上げます。



引き上げた目を左針にかけました。きなりとブルーの目が2つ並んでいます。



この2目をブルーの糸で一緒に編みます。



そうするとブルーの目が裏側に落ちて、段差がなくなりました。



私が不器用だからか目がなんだか歪ですが(笑)段差はほとんどわからなくなりました。



ただこの方法、1段ごとにシンカーループがない段ができてしまうので、
横に伸ばすと穴があいてしまいます。
しっかり編むなら、段差を気にせずそのまま編むのが良いと思いました。
私も袖は普通に編んでみます!

段差のできないボーダーの編み方は他にもあるので、いろいろ試してみるのも良いかもしれません。




脇下まで編み終えました。寸法を測ったら少し丈が短そうだったので、段数を16段増やしました。


輪針を使うのはここまで。ここからは前身頃と後身頃を別々に編んでいきます。
1段目は両端で1目ずつ巻き増し目をして編みます。



肩まで編みました。肩、襟ぐりは目のまま休めます。赤い印の左右が肩で、真ん中が襟ぐり部分です。


肩をはぎ合わせる



前身頃と後身頃を中表に合わせ、かぎ針を使って引き抜き編みをしてはぎます。



引き抜きはぎができました。


襟を編む



襟は目を拾い、輪にして2目ゴム編みで編みます。裾と一緒で6号棒針を使います。
レシピを見ると「全体で(96目)拾う」とあります。
襟ぐりの休み目は全部で92目なので、肩の部分から左右2目ずつ拾いました。
しかしどこを拾えばいいのかイマイチわからず適当です(笑)



表目は表、裏目は裏を編んでゆるめに伏せます。
ゆるく伏せないと頭が入らなくなるので気をつけましょう。



襟を内側に折ってかがりつけます。
ここでもゆるくかがらないと頭が入らなくなります。
私はそれで一度やり直す羽目になりました(汗)



襟ができました。


袖を編む



袖は、前後身頃と同じ要領で編みます。
色を替えながら増し目をして編んでいきます。
私は腕が長いので、身頃と同じように16段増やして編むことにしました。
編み図とは増し目の箇所を変え、最終的には同じ目の数になるように編んでいます。



編み終わりは伏せます。
編み終わりの糸は身頃にはぎ合わせるときに使うので、はぐ幅の3倍の長さを残して切ります。




すべてのパーツが編み終わりました。あとは袖を身頃にはぎ合わせます。


袖を身頃にはぎ合わせる



袖を身頃に「目と段のはぎ」でつけます。
目と段では、段数のほうが目数よりも多いので、等間隔で2段一緒にすくいながらとじ針ではぎあわせていきます。

本の解説では、目側は編み針に糸をつけたままではぎ合わせていますが、
今回はすでに伏せてあるのでどこに針を入れたらよいのかわからず…またまた適当です(笑)




ついに生まれてはじめてのセーターが完成しました!
fktk店主から「手編みに見えない!」というお褒めの言葉をいただきました。



16段増やした割に袖が短いのは、私の手が長すぎるからです。
しかし中にシャツを重ね着して、ちらりと袖口をのぞかせても良さそうですね。
今年の冬はたくさん着るぞー!




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